新海軍英雄 ルーシィ(ニャジラ)の強さ評価【ビビッドアーミー/Topwar】

ビビッドアーミー
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新英雄としてルーシィ(Topwar:ニャジラ)が追加された。スターフと非常に似通ったスキルを持つが、実際にどの程度強いのかを紹介する。

注意点

過去英雄との比較を記載していますが、環境の変化により前提とする条件が違います(ダメ増減バフの仮定や仮想敵の強さなど)。

そのため、基本的に新しい英雄ほど厳しめの評価となり、古い英雄は現環境では強さ値が5~10%ほど過大評価されている可能性がある点はご留意ください。

ルーシィのスキル

スキル効果

海軍ユニットに【開戦シールド】を付与する効果、海軍ユニットでの追撃効果、【拡散】ダメージを与える効果、【被ダメ減少シールド】1種類につき被ダメージ減少効果を付与する効果の4つの効果を持つ。

【開戦シールド】効果

海軍ユニットが65%の【開戦シールド】を得る。ヒヨリの65%と同値であり、類似スキルを持つスターフの50%と比べると単純強化になる。

追撃効果

80%の追撃を3回行う。後述する拡散ダメージを考慮すると、140%×3の火力となり、かなりの火力となる。

発動確率は検証の結果、35%前後の可能性が高そうだ。

【拡散】ダメージ

追撃がヒットしたユニットと同じ縦列のユニット2体に30%の拡散ダメージを与える。

スターフが追撃自体が70%で拡散ダメージが50%だったのに対し、こちらは追撃が80%で拡散が30%とかなり割合が低くなっており、よく言えば終盤でもダメージが通りやすく、悪く言えば少し特徴のない感じになっている。

スターフと同様に【被ダメ減少シールド】効果(【鉄壁】【耐性】【重甲】【軽甲】)1つにつき、20%ダメージがアップするが、スターフと同様に掛け算での強化になると思われ、【被ダメ減少シールド】もりもりにしてもそこまで火力強化が望めないと思われる。

被ダメージ減少効果

【被ダメ減少シールド】の枚数に応じでダメージ減少効果が入る。

この数値は、専用スキルでの強化を含めると100%を超えてしまうため、ダメージ減少バフに足す形でほぼ間違いないと思われる。

無理なく採用できるのは鉄壁、重甲、軽甲の3種類(耐性は重装機兵のアースクロウラーくらいしかつけられない)で、重甲と軽甲は発動するとなくなってしまうため、高い被ダメージ減少効果を維持するのは難しい。

タイタン装備の影響でバフがインフレしてきている昨今では、あまり影響の大きい効果とは言えない。

能力ボーナス

Lv5専用スキル

【拡散】ダメージの強化値が強化されるのと、ラウンド開始時に【軽甲】を1枚獲得するようになる。

【拡散】ダメージ強化は悪くはないのだが、いかんせん元の30%に掛ける形のため、50%の強化が入っても30×1.5=45%の拡散ダメージになるだけである。

【軽甲】付与は、軽甲そのものの効果というより、【被ダメ減少シールド】の枚数を稼げるのが大きい。相手が陸軍または海軍であれば中後列の軽甲は残しやすいため、各種強化の恩恵を受けやすい。

ミカと合わせて【被ダメ減少シールド】の枚数を稼ぎたい場合は、双方とも専用5は用意したいところだ。

Lv7専用スキル

アクティブスキルダメージが+90%され、【被ダメ減少シールド】によるダメ減効果が強化される。

アクティブスキルダメージの強化幅は恐ろしく、倍以上の170%になる。拡散ダメージと合わせて230%×3=690%とかなりの火力を誇るが、【拡散】によるブレ幅(既に壊滅しているユニットがあると、その分の拡散ダメージが入らなくなる)を考えると、ヒヨリ等のほうが安定してダメージを期待できるという点はある。

単体性能

仮想敵

軽甲効果を評価するためには、通常攻撃のダメージとスキルダメージの割合を仮定する必要がある。

今回は、比較的追撃の強い組み合わせとして、以下の組を想定する。

①アリア&ティナ+デューク+アスカラングレー

全兵種で利用可能な最強格の編成であるため、追撃を中心とした編成として代表的なものとして仮定できると思われる。

アリア&ティナ+デューク+アスカの追撃火力

アリア&ティナの追撃:専用スキル7補正込みで、1+((1.3*1.34+1.3)*3)*0.35=4.19

デュークの追撃:専用スキル7補正込みで、1+((1.3*1.34 + 0.8)*3*0.35)=3.67

アスカの追撃:専用スキル7補正込みで、(0.5*1.34+0.4)*6*0.4=2.57

合計火力としては、4.19+3.67+2.57=10.43 となる。

Lv5専用スキル装備時の軽甲効果の強さ値

海軍or空軍を相手にした場合は、3体に攻撃が分散するため40%の攻撃のうちの50%を9回軽減できる効果となる。

対陸軍の場合は100%の攻撃を9回軽減出来たり、対海軍の場合は後列が軽減できるのはかなり後半になったり効果が変わってしまうが、簡単のため通常攻撃の1/3を軽減できる効果とみなして計算を行う。

((2/3+(1/1.5)/3+10.43)/11.43=0.99028

最終ダメージ換算で、0.97%軽減する効果となる。

強さ値は1.0097となる。

専用なし

開戦シールド効果

橙色シールド+装備改造Tier20+英雄の絆 持ち前提で、

(1 + 0.45 + 0.65) / (1 + 0.45) = 1.448

追撃+拡散ダメージ効果

発動確率は検証の結果35%前後であったため、35%と仮定して計算を行う。

追撃ダメージは80%。

拡散ダメージは30%だが、デスコ+Lv5専用スキル持ちのミカと同時編成を行うと、鉄壁+重甲の2つのダメージ強化の恩恵を受けることが出来る。

2つの強化を受けた状態では、30*(1+0.2*2)=42%

仮に、追撃の内1/3が2つ分の強化を受けられると仮定すると、平均火力は(30*2+42)/3=34%

拡散ダメージが常時2体に入ると仮定すると、火力期待値は(80+34*2)*3*0.35=155.4

強さ値2.554

かなりの火力の追撃になるが、一部のユニットが損壊して存在しない場合に火力効率が下がる点に注意。

被ダメージ減少効果

デスコ+Lv5専用スキル持ちのミカと組み合わせ、被ダメージの内1/3で20%の被ダメージ減少効果を得られると仮定すると、

元々の被ダメージバフ500%相当で、1+((1/(1+5))/(1/(1+5.2))-1)/3=1.0111

強さ値1.0111

合計強さ値

専用スキルが旧英雄より強い点を考慮して、

(1+0.448*1.09)*(1+(0.8*1.09+0.34*2)*3*0.35)*1.0111=3.95

これまでの強英雄と比べると、

ティナ&アリア(3.97~4.57)、アスカ(4.21)、ヒヨリ(3.72)、デューク(3.686)、クリムゾン・タイフーン(3.48)、スターフ(3.48)、デスコ(3.46)、ジプシー(3.34)、エウレカ(3.08)、シンジ(2.549)、レイ(2.366)

専用なしの段階では全英雄の中でも最強クラスのスペックとなり、高い生命増加と火力を両立できる。ただし、拡散ダメージの対象が減って効率が下がるとヒヨリ等より火力が安定しなくなる点には要注意。

Lv5専用スキル持ち

軽甲効果

別節で求めた通り、強さ値1.0097

追撃+拡散ダメージ効果

【被ダメ減少シールド】による強化値が50%になる。

デスコ+Lv5専用スキル持ちのミカ+自身の専用5の軽甲効果で、鉄壁+重甲+軽甲の3つのダメージ強化の恩恵を受けることが出来る。

3つの強化を受けた状態では、30*(1+0.5*3)=75%

仮に、追撃の内1/3が3つ分の強化を受けられると仮定すると、平均火力は(30*2+75)/3=45%

拡散ダメージが常時2体に入ると仮定すると、火力期待値は(80+45*2)*3*0.35=178.5

強さ値2.785

こちらも一部のユニットが損壊して存在しない場合に火力効率が下がる点に注意。

被ダメージ減少効果

デスコ+Lv5専用スキル持ちのミカと組み合わせ、自身の軽甲効果と合わせて被ダメージの内1/3で30%の被ダメージ減少効果を得られると仮定すると、

元々の被ダメージバフ500%相当で、1+((1/(1+5))/(1/(1+5.3))-1)/3=1.0167

強さ値1.0167

合計強さ値

専用スキルが旧英雄より強い点を考慮して、

(1+0.448*1.09)*(1+(0.8*1.09+0.45*2)*3*0.35)*1.0167*1.0097=4.37

これまでの強英雄と比べると、

アリア&ティナ(4.955~5.25)、アスカ・ラングレー(4.33)、デューク(4.243)、クリムゾンタイフーン(4.13)、ジプシーデンジャー(4.07)、スターフ(3.93)、ヒヨリ(3.81~4.17)、ストライカー・エウレカ(3.555)、綾波レイ(3.266)、碇シンジ(2.906)

結構な強さとなり、類似英雄のスターフと比べるとそこそこ強化となる。ヒヨリやクリムゾンより安定性は下がるものの、拡散ダメージが2体にヒットしているうちは強みを発揮してくれるだろう。

専用スキルLv7持ち

追撃+拡散ダメージ効果

追撃火力が+90%される。

火力期待値は(80+90+45*2)*3*0.35=273

強さ値3.73

被ダメージ減少効果

デスコ+Lv5専用スキル持ちのミカと組み合わせ、自身の軽甲効果と合わせて被ダメージの内1/3で90%の被ダメージ減少効果を得られると仮定すると、

元々の被ダメージバフ500%相当で、1+((1/(1+5))/(1/(1+5.9))-1)/3=1.05

強さ値1.05

合計強さ値

専用スキルが旧英雄より強い点を考慮して、

(1+0.448*1.09)*(1+(0.8*1.09+0.9+0.45*2)*3*0.35)*1.05*1.0097=6.00

これまでの強英雄と比べると、

  綾波レイ:4.32
  碇シンジ:4.998
  ジプシーデンジャー:5.18
  ヒヨリ:5.47~6.48
  ストライカー・エウレカ:5.513
  スターフ:5.6
  クリムゾン・タイフーン:5.64
  デスコ:6.12
  アスカ・ラングレー:6.24
  デューク:6.75~6.91

追撃火力+90%は衝撃的な数値であったが、拡散ダメージ側が強化されないため、そこまで大きくは伸びない結果となった。

拡散が2体に当たっているうちはクリムゾンなどより強いが、安定性を含むとトントンといったところか。

【被ダメ減少シールド】の数により強化が見込めるものの、ヒヨリ等と違ってタイタン装備による補助ができないため、特殊効果付きタイタン装備をガッツリ用意できる場合はヒヨリやクリムゾンなどの状態異常ベースの英雄を優先したほうが良いかもしれない。

また、被ダメージ減少効果は自身のバフが高いほど効果が薄くなるため、廃課金プレイヤーにはあまり向かないかもしれない。

組み合わせ時強さ値

Lv5専用スキル前提

海軍

これまでに有用だった組み合わせは、以下のような形。

英雄1英雄2英雄3強さ値
デュークティナ&アリアヒヨリ35.84
デュークティナ&アリアスターフ32.83
デュークティナ&アリアクリムゾンタイフーン37.72
デュークティナ&アリア綾波レイ32.09
デュークティナ&アリアミカ35.47
デュークミカヒヨリ35.67
デュークミカスターフ34.97
デュークミカクリムゾンタイフーン37.88
デュークミカ綾波レイ31.20
デュークリンリンヒヨリ30.78
デュークリンリンスターフ30.17
デュークリンリンクリムゾンタイフーン32.69
デュークリンリン綾波レイ26.92
デスコティナ&アリアヒヨリ36.23
デスコティナ&アリアスターフ35.12
デスコティナ&アリアクリムゾンタイフーン38.15
デスコティナ&アリア綾波レイ32.41
デスコティナ&アリアミカ35.63
デスコミカヒヨリ35.82
デスコミカスターフ35.12
デスコミカクリムゾンタイフーン38.07
デスコミカ綾波レイ31.27
デスコリンリンヒヨリ30.90
デスコリンリンスターフ30.30
デスコリンリンクリムゾンタイフーン32.84
デスコリンリン綾波レイ26.98

ルーシィが入ることで以下のような編成が考えられる。

英雄1英雄2英雄3強さ値
デュークミカルーシィ39.60
デュークリンリンルーシィ33.30
デスコミカルーシィ39.81
デスコリンリンルーシィ33.48

これまでの最強編成が35~38程度だったのに対し、ルーシィ編成では強さ値39後半と、数値上は一応最強編成となる。

拡散ダメージの対象が減ると効率が悪くなる点や、重甲や軽甲がどれくらい維持できるかに依存する使いづらさはあるものの、最大効率出せた時の爆発力はかなりのもの。

ちなみに弱体化施設影響下で先手を取って攻撃できる環境であれば、重甲や軽甲を一切消費せずに攻撃可能なため、最大火力を維持することが出来る

逆に相手に先手を取られると火力強化の恩恵を全然受けられないため、防衛で強く、侵攻では弱い英雄と言える。

弱体化施設お構いなしで凸って来るスネークアイズ陸軍を返り討ちにするための防衛専用編成としては結構強いかもしれない。

Lv7専用スキル前提

海軍

これまでに有用だった組み合わせは、以下のような形。

英雄1英雄2英雄3強さ値
デュークティナ&アリアヒヨリ93.53
デュークティナ&アリアスターフ88.89
デュークティナ&アリアクリムゾンタイフーン98.33
デュークティナ&アリア綾波レイ82.64
デュークティナ&アリアミカ104.83
デュークミカヒヨリ97.76
デュークミカスターフ91.91
デュークミカクリムゾンタイフーン102.00
デュークミカ綾波レイ83.10
デュークリンリンヒヨリ82.75
デュークリンリンスターフ78.56
デュークリンリンクリムゾンタイフーン87.19
デュークリンリン綾波レイ70.79
デスコティナ&アリアヒヨリ80.66
デスコティナ&アリアスターフ76.67
デスコティナ&アリアクリムゾンタイフーン84.81
デスコティナ&アリア綾波レイ71.31
デスコティナ&アリアミカ90.66
デスコミカヒヨリ84.65
デスコミカスターフ79.61
デスコミカクリムゾンタイフーン88.34
デスコミカ綾波レイ72.04
デスコリンリンヒヨリ71.65
デスコリンリンスターフ68.05
デスコリンリンクリムゾンタイフーン75.51
デスコリンリン綾波レイ61.37

ルーシィが入ることで以下のような編成が考えられる。

英雄1英雄2英雄3強さ値
デュークミカルーシィ105.14
デュークリンリンルーシィ84.99
デスコミカルーシィ91.07
デスコリンリンルーシィ73.61

一応専用7でもルーシィ入りが最強編成となる。ただし、増分はあまり大きくない。

普通に海軍を運営する上では、クリムゾン、スターフ、ヒヨリのいずれかが既に育っているなら、無理に置き換える必要はないだろう。

育てる意味があるとしたら、前述した通り、弱体化施設下で強いことを生かした防衛専用部隊を組みたい場合のみ。

ただ、攻撃で使うと弱いため侵攻用とは別に組みたいところだが、鉄壁英雄の不足がかなりネックになってくる。

そのため、やるとしたら海軍専門の方が侵攻用にアリア&ティナ+デューク+クリムゾン、防衛用にデスコ+ミカ+ルーシィのように汎用英雄を使って2ラインを組むくらいか。

デュークやアリア&ティナを陸軍や空軍で使っている場合は海軍2ラインを組むことが難しいため、その場合は侵攻防衛両方で使えるクリムゾンやヒヨリを使った編成のほうが安定するだろう。

まとめ

基本的にはクリムゾン・ヒヨリ・スターフと相互互換になるような英雄であり、それらを置き換えることで大幅強化できるような英雄ではない。

ただし、弱体化施設影響下で先手を取った場合に強いという特徴はあるため、防衛専用で強く使うことはできる。

現状では鉄壁英雄の不足が深刻であり、3兵種使っている場合は海軍2ラインを組むことは難しいため、そういった場合は汎用的に使えるクリムゾンやヒヨリのほうがオススメになってくるだろう。

ルーシィの使い道としては、海軍専門の方が2ライン組む場合くらいで、デュークを海軍起用することのできるくらい余裕のある人向けだろう。

基本的には2ライン運用を視野に入れる場合でも、今後追加されるかもしれない海軍向けの【攻撃強化】系の英雄や【鉄壁】系の英雄を待つのが賢い選択と言えるだろう。

コメント

  1. 凛華 より:

    ストライカー・エウレカ+アリアティナ+ルーシィでも行けますかね?(・_・;)

    • 空野こんこん より:

      行けはしますが、ルーシィの強みである【被ダメ減シールド】の効果が生きにくくはなりますね。
      その編成であれば、ルーシィじゃなくてもアスカやクリムゾンなんかでも十分かなという印象です。
      他に使える英雄が居ないのであれば、ルーシィ起用でも大丈夫です。

  2. 3017 ブリュンヒルト より:

    新しい異次元鉱山の記事ほしいです

    • 空野こんこん より:

      正直言うと解説するまでもない感じです。
      星の高い古代鉱山に入れまくりましょう。

  3. 19 より:

    ランク戦のランキングは 上位を見てみると半数が日本鯖なのって少し嬉しくないですか?

  4. みさきち より:

    質問です。V6の微課金海軍使いで、黄色重曹使用、攻1463生1586ダメ増160減158防御63
    でデスコ(☆5専5) アリア&ティナ(☆5専5) 式波・アスカ・ラングレー(☆4専なし)
    なのですが、アスカの箇所をルーシィに変えた方が良いのでしょうか。
    新しく専5、☆5英雄を作る分のスキル破片と金破片は既所持しております。
    天賦の進捗はほぼゼロです

    • 空野こんこん より:

      アスカをルーシィに変える必要は全くありません。入れ替えたとしても、ほぼ強さは変わりません。
      アスカは全兵種で使える最強格英雄なので、アスカを☆5専5まで育成するのがオススメです。

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